こんにちは。そうみ行政書士事務所の新人、セイです。
今年も行ってまいりました! 大本山總持寺での「みたままつり」!!
今年は混雑緩和のため、道の片側のみ屋台が出ていましたよ。
でもすごい人!
我が子は人生初のりんご飴を実食。
「買ってくる!」と言って、数分後に戻ってきた我が子が手にしているものを見て、母ビックリ。
りんご飴がすごいオシャレ。
思わず写真撮っちゃいました。
さて、先日のセイ夫婦、「そろそろ結婚指輪を洗浄しに行きたいよね〜」なんて話をしていたのですが、そこから、「自分が死んだら結婚指輪をどうしてほしいか?」という話に発展しました。
というのも、去年父の葬儀をした際に、「副葬品について考えておくことって大事だな」と思ったからなんです。
副葬品とは、故人と一緒に棺に入れる品物のことです。
父は急死して、本当にみんなバタバタとういか動転していて、そんな中、姉が副葬品を実家から持ってきてくれたのですが…。
ほとんどのものが、「これはちょっと棺に入れることはできません…」と葬儀屋さんに言われてしまいました。
や、本当に動転していて、とにかく「父に縁のあるもの」というその条件のみで選んできてくれたんですよね。
父はクラシック音楽好きで大量のCDを持っていたので、中でもお気に入りのCD数枚と、ずっと愛用していた眼鏡と、手紙と…という感じでした。
でも、葬儀屋さんに言われてそこで気づいたんです。
「燃やせないものはダメだよね」と…。
そこで今回改めて、棺に入れられるのはどんなものか? を調べてみました。
とにかくまずは、「燃やせるもの」です。
そう、それは当然ですよね。
でも、慌てていると忘れちゃうんですよ…。
しかし、例えばお洋服は燃やせますが、そこに革製品がついているとNGですし、食べ物も燃やせますが、瓶や缶に入っていたり、スイカなど水分を多く含むものはNGです。
他にも、燃やせるけど燃えるのに時間がかかるものや、大量に灰が出るものも棺に入れることができません。
これはOK? NG? と迷った時は、必ず葬儀屋さんに相談しましょう。
そして、そもそも入れられないものは、「燃やせないもの」です。
貴金属、ガラス、革やビニール製品、入れ歯、ピースメーカー、燃やすと有毒ガスが出るものなど。
そんなわけで父の眼鏡もNGでしたが、葬儀屋さんから「骨壺に入れましょう」と提案していただいた時には「え、骨壺に入れられるんだ?!」と、驚きました。
骨壺に全ての骨を納めたあと、父の眼鏡をその上に置き、蓋をしてもらいましたが、それで俄然「父らしさ」が出て、なんだかどう説明したらよいのかわかりませんが、とにかく「よかったな」と思ったのを覚えています。
親戚もみんな、「入れてもらってよかった」と言っていたので、よい選択だったと思います。
骨壺に入れられるものにも限度がありますので、こちらも必ず、事前に葬儀屋さんに相談することをおすすめします。
さて、冒頭の結婚指輪問題に戻りますが、結局、「仏壇に飾る」で落ち着きました。
そしてこの時、棺になにを入れたいか? や、骨壺になにか入れる? 入れない? という話までできて、お互いの希望を聞けたことがよかったなと思いました。
ここでさらに一歩踏み込んでおきたいのが、そうして話し合ったり考えたりしたことをエンディングノート(エンディングノートについてはこちら『エンディングノートと遺言書のちがい』)に書いておくことです。
これをしておくと、話し合いの場にいなかった親族にも自分の考えを伝えることができます。
エンディングノートには副葬品のことだけでなく、覚え書きや要望、様々なことを書いておけますので、とても便利です。
そして、書いているうちに、「生前に家財を整理したいけどどうしよう?」とか、「そもそも、葬儀ってどうやって選んだらいいんだろう?」などの疑問が出てくるかもしれません。
そんな時は、専門家にアドバイスを受けるのも一つの手段です。
そうみ事務所では、生前整理や死後事務についてのアドバイス、ご相談も承っております。
横浜・鶴見近郊にお住まいの方は、是非一度、そうみ行政書士事務所へご連絡ください。
公式LINEでも配信しています。
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そうみ行政書士事務所は、神奈川県横浜市鶴見区に拠点を置く行政書士事務所です。
任意後見、死後事務、セミナー(エンディングノートや後見制度、終活全般についての内容が多いですが、障害をお持ちの当事者の方やそのご家族等に向けたライフプラン作成のための講座や、介護・障害福祉施設等の事業者さま向けの勉強会等も承っております。)を中心に、皆様のお手伝いをしています。
こんにちは。そうみ行政書士事務所の新人、セイです。
梅雨も明けないうちからなんて暑い…。
ということで、久しぶりにレアチーズケーキを作りました。
100gのクリームチーズで作る小ぶりサイズ。
少ない材料で作りやすいのでオススメですよ!
さて、この時期怖いのが「熱中症」ですよね。
先日、NHKの番組で熱中症についてやっていたので、勉強のために見ました。
なんとなんと、昨年(2023年)は、およそ9万人が熱中症で救急搬送されたそうで、その半数以上が65歳以上なんだとか。
見ていて、「はー! これは是非うちの親にも伝えよう!」と思ったのが、「湿度計と温度計を使うこと」
色々な理由でエアコンを使いたがらない高齢者の方は多いかと思いますが(私の親もそうです)、部屋に湿温度計を置いて、一定の数値(温度は28℃、湿度は70%)を超えたらエアコンをつける、と決めておくのがいいそうです。
そしてセイ、番組を見て思ったんです。
「救急搬送された時って、家族にどう連絡がいくんだろう?」と。
というのも、先日義母が道で転んで骨折したと聞きまして、肝を冷やしたところなんです。
本人がねん挫と思うくらい軽い骨折だったので大事に至らなかったのですが、頭を打って意識不明で運ばれていたら…? と思うともうドキドキです。
なにせ義母は一人暮らし。
もしその時に身元の分かるものを持っていなかったら、一体どうなってしまうのか…。
で、ちょっと調べてみました。
やはりまずは、お財布などを調べて、運転免許証や保険証を探すそうです。
あとは、医療記録から情報を探ったり、どうしても家族への連絡先が分からない時は警察に連絡して調べてもらうんだとか。
救急搬送については先生からも、
「私も講座ではいつも、お財布に緊急連絡先・既往歴・お薬の情報が分かるように入れておいてくださいね! とお伝えしています」
との意見をいただきました。
ああ、やっぱりそうなんですね。
そして、そう! 既往歴やお薬の情報、これ大事です!
私の母は10年以上前にくも膜下出血で倒れて緊急手術をしたのですが、本当にもう、既往歴から何から、分からないことだらけで大変でした。
「母の保険証が見つからない」から始まり、飲んでいる薬(毎朝何かを飲んでいるのは知っていた)も、お薬手帳の有無も分からない。
薬のアレルギーはあるのか、義歯(口にチューブを入れる関係で聞くんだとか)はあるのか、全身麻酔薬の経験はあるのか…。
看護師さんに聞かれる度に、「はい…」とか「多分…」とか、あいまいな回答しかできませんでした。
そんな教訓を生かし、セイ夫婦は「基本情報」というものを紙に書いて共有しています。
名前や生年月日といった基本情報に、先ほど記述した内容はもちろん、保険証やお薬手帳の保管場所、持っている疾患や家族の病歴、そして是非はっきりさせておきたいのが「医大での研究に使ってよいか」ということ。
母の時にも聞かれましたが、「いやぁ、これはさすがに本人に聞かないとね…」ということで、「いいえ」にしました。
とにかくそういったものを全部書き出し、机の引き出しにしまってあります。
我が子にも、「もしもの時はこれを必ず病院の人に渡すように」と言ってあります。
話は戻りますが、そんなことがあって一人暮らしの義母がますます心配なセイ。
夫に聞きました。
「おかあさん、ちゃんと緊急連絡先を書いた紙とか持ち歩いてるのかな??」
「えー、どうかなぁ、持ってないんじゃない?」
のんきー!!!
ということで、思わず持ち歩きたくなるようなかわいい緊急連絡先カードを我が子と作って、義母にプレゼントする計画が進んでいます。
みなさんも、いつ起こるか分からない緊急事態に備えてご家族と話し合ってみてはいかがでしょうか。
「改まって話すのは気恥ずかしい…」とか、「ちょっと気が進まない…」という場合は、エンディングノート(エンディングノートについてはこちら『エンディングノートと遺言書のちがい』)を書くのもおすすめです!
そうみ事務所では、「もしも」に備えたアドバイスやご相談も承っております。
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こんにちは。そうみ行政書士事務所の新人、セイです。
先日、久しぶりに我が子の服をリメイクしました。
まだ着られるワンピースの襟ぐりがダメになってしまったので、その上半身の部分を切って、これまたまだ着られるTシャツとドッキングさせてみました。
ギャザーを寄せるなんて2年ぶり、しかもその縫い目がガンガン表に出ちゃってる仕上がりで、おまけに「あれ、このチャコペン、洗ったら落ちるんじゃなかったっけ?? あと2回くらいできれいになるかな…」という不安要素も残りましたが…、まあ、似合っているのでよしとします。
さて、前回のブログでは、未成年の子を含む相続について書きました。
その時に「法定代理人」という言葉がチラッと出ました。(詳しくはこちら『特別代理人ってなに? 未成年の子を含む相続について』)
法定代理人をものすごく簡単に説明すると、日本の法律では未成年者(18歳未満)は単独で法律行為を行えず、そんな未成年者の代わりに法律行為を行うのが「法定代理人」というわけです。
法定代理人は、一般的に未成年者の親権者(父母)がなります。
と、いうことは、私も我が子の法定代理人…。
法定代理人としての義務は知らず知らずのうちに普段から行っているわけですが、なんというか、こう、「法定代理人」という言葉を目の当たり(?)にすると、「自分は責任を負っているんだ」と改めて身が引き締まります。
さてさて、そんなセイ、ふと疑問に思いました。
「両親が事故なんかで同時に他界してしまったら、未成年の子はどうなるの?」
そうなってしまったら困りますよね。
で、調べてみたらありました。
そんな時に適用されるのが、「未成年後見制度」です。
ものすごく噛み砕いて説明すると、親権者に代わって未成年者の生活、教育、財産に責任を持ち、管理する人(後見人)を選任し、未成年者を保護する制度です。
おお、すごい。
これで未成年者の生活が守られるわけですね。
未成年後見人になるための特別な資格は必要なく、しかも、親族である必要もありません。
ただし、欠格事由が定められているので、それに該当する人はなれませんから、ここは注意です。
なれる人はわかりましたが、では、どのように後見人を決定するのでしょう?
決め方は2つあります。
その1、遺言で指定する。
おお、遺言書。
前々回のブログ『子どもの財産を守りたい! シングルマザーが今からできる準備』では子どもの財産を守るために遺言書が登場しましたが、今回も有効な手段なんですね。
民法では、「未成年者に対して最後に親権を行う者は、遺言で、未成年後見人を指定することができる」とされています。
なので、例えば未成年の子を持つシングルマザーが、自分のもしもの時に備えてあらかじめ準備しておく、ということができるんですね。
ちなみに、遺言書は自分で書くこともできますし、専門家に作ってもらうこともできます。(詳しくはこちら『メモ帳に葬儀の希望が?! 生じてしまった遺族のモヤモヤ』)
決め方その2、家庭裁判所が選任する。
遺言がない状態で親権者がいなくなってしまった場合はこちらが適用されます。
その際、候補者を申し立てることができますが、必ずしも選任されるというわけではないそうです。
ちなみに、まだまだ勉強中のセイ、家庭裁判所に選任してもらう場合に必要な書類をざっと調べたのですが、まぁぁ多いこと。
選任申立書を筆頭に、戸籍や住民票を取り寄せたり、財産目録や収支予定表を作成したりする必要があります。
今は、普段から業務として携わっているのでわかるのですが、以前の私だったら確実に「財産目録ってどうやって作るの? 収支予定表って…なに??」状態です。
そんなふうに、自分一人では難しいなと思った時は、専門家にお任せするのも一つの手段です。
弊社では、依頼者さまのお気持ちに寄り添いつつ、迅速丁寧にお手続きを進められるよう心掛けております。
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こんにちは。そうみ行政書士事務所の新人、セイです。
暑い日が続いていますが、みなさんは元気にお過ごしでしょうか。
我が家では、コーヒーゼリーが飛ぶように売れます。作った端からなくなります。
先日は、夫からリクエストがあったので洋梨のソルベを作りました。
今回は、お砂糖の代わりに練乳で甘みをつけるレシピに挑戦。
洋梨が入ったボウルに直接練乳を入れながら「あれ、ちょっと練乳の量多い? 大丈夫かな??」と、やや不安に思いながらも、もやは直接入れてしまっているので後の祭り。
結果、洋梨ではなく、練乳のソルベが出来上がりました。
ビックリするくらい練乳。洋梨はいずこへ…。
けれど、我が子がたいそう気に入ってくれたので、よしとします。
さて、今回のブログも前回の記事(『子どもの財産を守りたい! シングルマザーが今からできる準備』)同様に「母子」がテーマです。
けれど、内容は全然違うんですよ。
今回は、「夫が亡くなって、その妻(母)と未成年の子が遺された場合の相続」について書きたいと思います。
この場合の法定相続人は、母と子です。
法定相続分(法定相続分についてはこちら『遺言がない時、遺産はどうやって分けるの? 法定相続分のこと』)で相続するとなると、それぞれが二分の一ずつ相続することになります。
ただ、家の名義や養育費などのことで法定相続分通りにはいかず、遺産分割協議(相続人全員で遺産の分け方を話し合うこと)が必要になってくるケースがあります。
しかしこちらの協議、未成年は参加できないんです…。
母親が代わりにしては? と、思いますよね。
たしかに、親は子に対し、日常的な法律行為を代わりに行うことができます。
そう、親権者は法定代理人なんです。
ただ、この相続の場合は、母親と子どもが同じ立場ですよね。
母親が子どもの代わりに遺産分割協議に参加すれば、自分の都合のいいように遺産を取得できてしまいます。
たとえそんなつもりがなかったとしても、公平を期すために、未成年の子には「特別代理人」を立てる必要があるんです。
この特別代理人が、未成年の子に代わってその子の不利にならないように務めるわけです。
「特別代理人」って、なんだか特別感がありますが、実は特別な資格とか必要ないんですよ。
なので、相続人になっていない親族が代理人になるケースが多いようです。伯父さんとか叔母さんとか。なんなら友人でもOKです。
親権者がこれらの候補者を立てることができます。
ただ、当然ですが、役割や職務をきちんとこなせる人でなければなりません。
いなければ、家庭裁判所が選任することになります。
特別代理人を選任して、それからやっと遺産分割協議に入れるわけですね。
ちなみに、代理人の選任は一か月くらいかかるそうです。
うーん、大変。
他に、もっとこう、スッとできる相続の方法はないのかな?
と、思って調べていたら、ありました。
遺言です!
遺言は、法定相続に優先するんです。
つまり、ものすごくざっくり説明すると、例えば「土地と建物、それから養育費のことを考えて預貯金も妻には多めに相続させたい。残りの財産を子どもに」と考えて、そのように遺言書を作っておけば、特別代理人を立てる必要も遺産分割協議をする必要もなく、相続の手続きを開始することができるんです。
おお、それはすごい。
ただ、大前提ですが、遺言なので、前もって作っておく必要があります。
うん、まあ、確かに。それはそう。
ちなみにですが、遺言書は自分で書くこともできますし、専門家に作ってもらうこともできます。(詳しくはこちら『メモ帳に葬儀の希望が?! 生じてしまった遺族のモヤモヤ』)
いやー、でも、30代40代の若いうちから遺言? と、思ってしまいますよね。
特に大きな病気もなく健康なうちはなおさら。
けれど、備えておくことは大切です。
そしてそれは、将来への安心にもつながります。
特別代理人のことや、遺言書の書き方や内容について、少しでも質問や疑問がありましたら、是非一度、そうみ行政書士事務所へご連絡ください。
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こんにちは。そうみ行政書士事務所の新人、セイです。
少し前、夫が誕生日を迎えました。
夫の中では36歳で時が止まっているそうです。
なんで36? でもその微妙な感じ、なんとなく分かる。
それはともかく。
元気に歳を重ねられて良かった、と毎年思います。
健康第一!!
夫婦で仲良く長生きしたいものです。
さて、今回は初めて扱うテーマです。
や、過去に他のスタッフが書いてはいるのですが、私が扱うのは初めてという意味で…、ズバリ「シングルマザー」です。
私の知り合いにもおります。
毎日毎日のことで手一杯だけれど、ふと、「自分にもしものことがあったらどうしよう」と思う瞬間があるのだとか。
もしもの時に備えるのは大事です。
「じゃあ、どうやって備えるの?」と思うところですが、取りかかりやすいのは「エンディングノート」ではないでしょうか。(エンディングノートについてはこちら『エンディングノートと遺言書のちがい』)
過去記事では、未成年の子を持つシングルマザーのエンディングノートの書き方を紹介していますので、是非参考になさってください!(『シングルマザーが自分の死後も子どもを守るためにすべきこと』)
さて、ここからが今回のブログの本題。
「子どもの財産をどうやって守るのか?」
自分にもしものことがあった時、元夫が突然現れて、子どもの財産を取られてしまったらどうしよう…?!
そんな心配を抱えている方もいらっしゃるかと思います。
そんな時の対策の一つとして、例えば、「信託」という方法があります。
え、信託?
信託ってあの、投資信託とかの信託??
そうそう、それです。
信託にもたくさん種類があり、その中に投資信託も含まれます。
今回のようなケースですと、「民事信託(家族信託)」が該当します。
例えば、
シングルマザー(委託者)が亡くなった後に、自分の父親(受託者)に財産の管理などを託して、子ども(受益者)に生活費などを支給してもらう。
ということをあらかじめ話し合って決めて契約書を作り、もしもの時に備えておくことができるんです。
他にも、「遺言信託」というものがあります。
遺言信託の場合は、遺言書に、前述した「自分の父に財産を託して子どもに支給してもらう」というような内容を記すことになります。
この場合、信頼できる人に遺言の執行を頼んでおくことが安心につながります。
ちなみに、遺言書は自分で書くこともできますし、専門家に作ってもらうこともできます。(詳しくはこちら『メモ帳に葬儀の希望が?! 生じてしまった遺族のモヤモヤ』)
また、「遺言信託」という言葉で検索すると、信託銀行などが多くヒットします。
なぜかというと、信託銀行などが「遺言信託」という名前を使って商品化しているんですね。
内容は、遺言書の作成・保管から執行までトータルでサポートする、パッケージ商品になっています。
トータルサポートってなんだかよさそう。
と、思った方。
そう、そうなんですけれど…こちらの商品、かなり高額なんです。
私もいくつか検索してみましたが、「わー…」という言葉しか出ず。
ただ、信頼できる人がいない場合など、遺言だけでは難しいケースも多く、現実的にはこちらの「商品としての遺言信託」が一般化しています。
更に先生からは、「複雑な制度なのでしっかり設計が必要です」とアドバイスされました。
なるほど。
設計は大事ですよね。
もしもの時、子どもが困らないようにしたい。
これは大前提です。
ではそこから、具体的にどのような方法でそれを実現するのか考えることが大切ですよね。
そして、その内容によっては他の選択肢もあるかもしれません。
インターネットで検索すると、それはそれは多くの情報が出てきます。
もう本当に、どれがどれやら、なにがなにやら、という状態です。
一体、自分には何がいいのか? どうするのが最善なのか??
そもそも、どんなふうに設計すればいいのか分からない!
などなど。
不安や疑問が溢れてきたら、どんどん専門家を頼ってください。
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4月の頭に、久しぶりに会う我が子のお友だち親子とお花見に行ってきました。
去年の夏休みに会って以来だったので、お誘いがあってからお花見当日まで、我が子、わくわくしっぱなし。
毎日荷物点検しては、これもいるかな?、あれも持って行こう!と、バッタバタでした。
挙句、「巾着袋が足りない!」と言い出し、ミシンでガタガタ縫いだす始末。(出来上がった巾着には、消毒セットを入れていました。)
そんな私も大変楽しみにしていたので、お弁当の他にうぐいす餅までこさえて、当日はみんなでわいわい食べ、遊び、時にはフリスビーが池ポチャし、バドミントンのシャトルが木に引っかかったりしながら、一日楽しく遊びました。
桜もとってもきれいでした!!
さて今回は、行政書士事務所スタッフとして働くセイの日常第5弾!を、お届けしたいと思います。
なんとなんと、ちょうど一年前の今日(4/17)が、セイの初出勤日でした。
うーん、今思い返してみても、緊張し過ぎて相当プルプルしていたなぁ…。
とにかく言われたことを間違えずにやる、というのが精一杯で、なんのためにそれをしているのか? というのは(当然説明はされるのですが)頭に入っていない状態でした。
振り返ってみれば、あの時書いていた書類は東京法務局へ住所変更を届け出るためのもので、また別の日に大量にコピーしていたお通帳たちは、コスモス成年後見サポートセンター(詳しくはこちら『ストップ横領! 後見人の義務』)へ定期報告するために必要な資料であったということが、今はきちんと分かっています。
パソコンの操作も最低限しかできず、お客さまの出納帳の手直しをするだけでも平気で2時間かかり、関数に至っては、「SUMってなに? おいしいの?」という状態でした…。
そこから修行の日々が始まり、出納帳作成の手順も覚え、関数もなんとかいくつか使えるようになりました。
そして今まさに、コスモス成年後見サポートセンターへの定期報告時期を迎えております。
あんなにワタワタしていたセイですが、今ではこの定期報告、私に任されているんですよー!
や、一人で全部やっているわけではないんですけどね。
他のスタッフと協力しつつ、全体を把握して進めるのが私の役目、という感じです。
以前なら、「はぁぁぁ…電話しなきゃ…緊張する」と、あんなに苦手だった架電も、例えば区役所に提出する書類で不明点があって、自分で一通り調べても出てこなければ、「出てこない。よし、区役所に電話しよ」と、サクッと行動できるようになりました。
牛歩のごとく…ではありますが、少しずつ成長しているなと感じています。
そして、目下のところ私が身につけたいと思っているのが、戸籍請求スキル!
昨年末に晴れて行政書士補助者になり(詳しくはこちら『セイ、ついに補助者になる…!』)、相続での戸籍請求業務に携わっているわけですが…これがなかなか…難しい…。
詳しく説明しようとするとブログ一回分になりそうなのでごく簡単にお話すると、相続人の相続順位が下がっていくほど、戸籍請求する区役所へ添付する資料が増え、請求理由の欄も詳しく(かつ分かりやすく)書かなければいけないんです。
まだまだ勉強中なので当然チェックしてもらいますが、その度に必要ない資料が混ざったり、かと思えばその逆で資料が足りなかったり…。
請求理由についても、先生や先輩スタッフが書いた請求書を見て「はー! この場合はこう書くのね。あ、でもこうなってくるとこう書くのか。うんうん」と、つどメモを取って参考にしています。
あらゆる業務の見本や、手順を書いたノートも増えました。
このブログを書く時も、集めた情報や勉強したことをノートに書き留めているのですが、それも随分溜まってきました。
こつこつこつこつ、頼れる補助者を目指してこれからも実務や勉強に励んでいきたいと思います。
そして、そんな様子をこうしてブログに書きたいと思いますので、また読みにきてくださると嬉しいです。
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こんにちは。そうみ行政書士事務所の新人、セイです。
我が子が幼稚園時代に大変お世話になった先生が退職されるということで、先日、ご挨拶に行ってきました。
先生はお元気そうで、たまたま他にご挨拶に来ている人もいなかったので、子どももゆっくりお話しできて嬉しそうでした。
どうかどうかお元気で。そう願うばかりです。
さて、最近は、相続で戸籍を扱う業務が多くなっています。
戸籍が到着したらその内容を確認するのですが、そこで時々目にするのは「養子」という文字。
養子。
養子といえば、養子縁組。
実は、養子縁組には二種類あるって、みなさんご存知でしょうか?
私は今回のブログで勉強するまで知りませんでした…。
その内容はどんなものなのでしょうか。
早速、詳しく見てみましょう。
養子縁組には、「普通養子縁組」と「特別養子縁組」の二種類があります。
ちなみに、特別養子縁組は原則未成年(厳密には15歳未満)の子であることが要件になっており、なおかつ家庭裁判所が決めることとなります。
「特別」とついていることからも分かるように、特に必要がある場合に限って行われるものですので、一般の方が選べるのは普通養子縁組となります。
さてさて、この二つの大きな違いは、「実の親子関係が存続するかどうか」です。
普通養子縁組・・・縁組後も、実の親との親子関係が存続。
特別養子縁組・・・縁組により、実の親とは親子関係が終了。
存続と終了。全然違いますよね。
ということで、戸籍の表記方法も変わってくるんです。
普通養子縁組・・・実の親の名が記載され、養親との続柄は「養子(養女)」となる。
特別養子縁組・・・実の親の名は記載されず、養親との続柄は「長男(長女)」となる。
戸籍の表記方法も全然違いますね。
と、いうことは…、相続が発生した時にも違いがある…?
そう、その通り!
まず第一として、どちらの養子縁組でも、養子は養親に対して相続の権利があります。
実子と同じように「法定相続人」になれるんです。
ちなみに法定相続人とは、「民法で定められた被相続人の財産を相続できる人」のことで、下記の人々のことを指します。
・配偶者(常に相続人)
・第一順位(死亡した人の子)
・第二順位(死亡した人の父母や祖父母)
・第三順位(死亡した人の兄弟姉妹)
養子は実子と同じ立場になるので、第一順位にあたります。
では、実の親の相続が発生した時は?
こちらには大きな違いが出ます。
存続と終了。
戸籍の表記も大きく違いました。
そう、普通養子縁組では、実の親子関係が存続しているので、相続が発生した時、実の親に対しても法定相続人になれます。
一方、特別養子縁組では、実の親子関係が終了しているので、相続が発生した時、実の親の法定相続人にはなれないんです。
また、養子は養親に対して相続権を持っていますが、養子縁組によって自分の取り分が少なくなってしまう親族と、遺産分割の場で揉めてしまうこともあるんだとか…。
うーん、民法で定められているとはいえ、そういうこともあるんですね…。
そうならないための対策として、例えば遺言書の作成が挙げられます。
相続財産の分割割合をそこできちんと決めておけば、トラブル回避につながるんです。
「でも、遺言書の作成ってなんだか大変そう…」
「財産の分割割合って、どうやって決めたらいいの?」
「うちには実子と養子がいるけれど、相続のことなんかを改めて話しておきたい。…けど、どうやって切り出したらいいの? 話し合いのためにしておいた方がいい準備ってある?」
などなど、「こんなこと聞いてもいいのかな?」ということでも、一人では難しいと思ったら、専門家に頼ってみるのもおすすめです。
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先週はホワイトデーでしたね。
夫が、近江屋さんのレーズンビスクウィをお返しにくれました。
私、このお菓子が大っ好きで。
大好きなんですけど、フレッシュバターがホントにフレッシュなので、一度に買うのは数個。3日以内に食べきる。というマイルールを設けています。
コーヒーとレーズンビスクウィの組み合わせ…最高です。
さて、そうみ事務所で働き始めてから、業務に関わる専門用語や病気について勉強するようになりました。
認知症もその一つ。
よく耳にするのは「アルツハイマー型認知症」。
この単語を聞く度に、「他にどんな型があるんだろう?」と思っていました。
なので、NHKの「きょうの健康」という番組(HPはこちら)で「アルツハイマー型以外の認知症にご注意を!」というタイトルを見た時、
それー! 知りたかったやつー!!
となりまして、全3回分、きっちり録画しました。
まず、そもそもアルツハイマー型認知症がどういったものなのか簡単に説明すると、特殊なタンパク質が原因で神経細胞が破壊され、脳が委縮することによって起こる認知症です。
初期症状の多くは物忘れ。
このアルツハイマー型の次に多いのが「血管性認知症」だそうです。
原因の多くは脳卒中で、それを繰り返すほど発症リスクが上がるのだとか。
アルツハイマー型と違うのは、記憶障害が目立たないところ。
え、じゃあどうやって気付けばいいの? と、思いますよね。
脳卒中を起こして3ヶ月以内に、「物事を段取りよく進められない」「ぼーっとすることが多い」などの変化が現れたら、一度受診した方がよいそうです。
その血管性認知症の次に多いのが「レビー小体型認知症」というもの。
え? レビー? なにそれ??
と、思いますよね。私も思いました。
調べてみると、アルツハイマー型とはまた違う特殊なタンパク質が、脳の神経細胞内にたまったものだそう。
それが徐々に増えて脳の神経細胞を壊していくことで起こるのが、レビー小体型認知症というわけです。
特徴的な症状がいくつかあって、その筆頭が「幻視」。
夕暮れ時など薄暗い場所で、子どもや虫を見るといったケースがよくあるそうです。
そして注目すべきは、記憶障害が起こる前に脳以外の部分で症状が出ていること。
これ、レビー小体が脳以外の場所にも発生するからなんです。
便秘や嗅覚障害は、記憶障害が起こる10年ほど前から現れる症状で、例えば、「いくら便秘の治療をしても治らない」「薬の副作用が出やすい」といった場合は、レビー小体型認知症を疑った方がよいそうです。
最後に紹介するのは「前頭側頭型認知症」。
特筆すべきはその発症平均年齢。なんと55歳。
異常なタンパク質が増えて神経細胞が死滅し、その結果、脳が委縮して起こるのがこの認知症です。
またタンパク質…。タンパク質が怖くなってくる…。
この認知症、特徴的な症状はあるのですが、厄介なことに、同じ特徴を持った他の病気の方がよく知られているため、誤診されるケースが多いそう。
例えば、この病気によって前頭葉が委縮すると、「以前とふるまいが変わったようだ」とか「人が変わったよう」と周囲が感じます。
落ち着きがなかったり、自由気まま過ぎて家族が心配になり病院へ連れて行くと、まだ年齢も若いことから「躁病」と誤診されてしまう…といったことになってしまうんだとか。
また、側頭葉が委縮すると語義失語が起こります。
例えば、「利き手はどっち?」と聞いても、「利き手って何?」という具合に、知っているはずの言葉の意味がわからなくなる症状です。
ただこれを「物忘れ」と思って本人も周囲も病院の先生に訴えるので、「アルツハイマー型」と診断、治療されることが多いそう。
しかしこれは要注意。
なんと、アルツハイマー型の治療薬を前頭側頭型認知症の方が服用すると、症状が悪化することがよくあるというんです。
よくあるだなんて…。うぅ、怖い…。
全3回の番組を通して思ったのは、「知る、もしくは知っているって大事だな」ということです。
今回たまたま、私の疑問ドンピシャの話題がテレビでやっていたからよかったものの、やっていなかったら? 私はこの先「アルツハイマー型以外の認知症ってなんだろう?」と思いながらも、仕事関係なく自ら調べていたかは…ちょっと自信がありません。
でもやっぱり、疑問に思ったこと、「なんだろう?」と思ったことは、バンバン調べて自分の肥やしにしたいと思います!
話がややそれてしまいました。
この記事を読んでくださった方で、認知症に興味を持たれた方は、過去記事『お茶を飲みに出かけませんか? デイサービスより気軽に通える“認知症カフェ”のこと』や『家族が認知症になったらどうしよう? 後見制度の話』も是非ご参考になさってください。
幣所の所長である澤海は介護業界出身です。
介護や福祉についての専門知識がありますので、長い付き合いになる認知症について、この先どういった備えをしておいたらいいかなどのアドバイスもできます。
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こんにちは。そうみ行政書士事務所の新人、セイです。
先日は、ひな祭りでしたね!
我が子から毎年リクエストされるのは桃のケーキ。
今年はなぜだか前日まで、「来週がひな祭り」と思っていて、ものっすごい焦りました。
バターと卵を切らしていなくて良かった…。
さて、以前のブログで遺留分について書いた時(遺留分についてはこちら『遺留分にご注意! 遺言を書く時に考慮したい、「最低限の遺産をもらえる権利」のこと』)、チラッと出てきた「法定相続分」という言葉。
今回は、その法定相続分にスポットを当てて書きたいと思います。
法定相続分。ご存知の方も多いでしょうか? ちなみに私はこの仕事を始めるまで知りませんでした…。
でも、字面からして、なんとなく意味は想像できそう。
法律で定められた…相続でもらえる…取り分…?
とまぁ、そんな想像をして、実際の意味を調べてみました。
簡単にまとめると、
「民法によって定められている、法定相続人がもらえる相続の割合」
となります。
あ、割合なのね!
ちなみに法定相続人とは、下記の人々のことを指します。
・配偶者(常に相続人)
・第一順位(死亡した人の子)
・第二順位(死亡した人の父母や祖父母)
・第三順位(死亡した人の兄弟姉妹)
では一体、法定相続分とは、どういった場面で使われるのでしょうか。
それはズバリ、遺言がない場合。
遺言がある場合、遺産をどのように分配するのかは、そこに書かれた内容が優先されます。
でも、なかったら?
そんな時、法定相続分が使われるんです。
まず、相続人を確定します(確定ってどういうこと? と思った方はこちら『戸籍を読むってどういうこと? 相続人確定のために必要な戸籍の収集のこと』)。
その後、相続人全員で話し合って遺産分割の方法を決めます。
その時にガイドとなるのが、法定相続分なんです。
え、ガイド?
そう、ガイド。
法定相続分とは、あくまで遺産の分け方の目安です。
例えば、母親が亡くなりました。遺言はなし。
相続人は、三人の子どもたち。
「お姉ちゃんは介護が大変だったし、お兄ちゃんは費用を出してくれたし、だから私は二人より遺産は少なくていいよ。その分、二人がもらって」
と、末っ子が言ったとします。
ちなみに、同じ続柄の相続人が複数人いる場合、法定相続分の決まりでは人数で均等に分けることになっています。
そして、末っ子の提案に対して、
「あら、そう? ホントにいいの?」
「お前がそれでいいなら…」
と、他の二人も異論はない様子。
三人の意見が一致しましたね。
このように、相続人全員の合意が得られれば、法定相続分を必ず守る必要はないんです。
はー。なるほど。
絶対ではなく、一定の基準、ということですね。
うーん、でも、話し合いでモメたらどうしよう…。
いや、その前に、戸籍を集めて相続人を確定するのって大変そう…。
いやいや、そもそも、相続財産って「被相続人が所有していた財産すべて」っていうけど(詳しくはこちら『親の相続のことが気になる! でも、どこに相談したらいい?』)、それ全部洗い出すの??
などなど。
不安は様々ですね。
そんな時は、専門家に相談するのも一つの手です。
腰を据えてじっくり話す、でなくとも、「今後のことでちょっと気になっている」程度でどうぞ身構えずに相談してみてください。
弊社では、依頼者さまのお気持ちに寄り添いつつ、明確なご提案ができるよう心掛けております。
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こんにちは。そうみ行政書士事務所の新人、セイです。
先週は、バレンタインでしたね。
我が子は自分のレシピ本を熟読して、父と母に手作りチョコをプレゼントしてくれました。
おいしかったよー! ありがとう!!
さて、先日は事務研修がありました。
テーマは「戸籍の読み方」
そもそも戸籍って、実際目にする機会が少ないですよね。
パスポートの申請や婚姻届提出時に手にしたことがあるかもしれませんが、じっくり観察したことは…ないのではと思います。
ましてや、「読むってなに??」という感じですよね。
でも、「読む」という作業が必要な時があるんです。
それが、「相続人を確定する時」です。
遺言がない場合、民法で定められた相続人の範囲は、
・配偶者(常に相続人)
・第一順位(死亡した人の子)
・第二順位(死亡した人の父母や祖父母)
・第三順位(死亡した人の兄弟姉妹)
となります。
ですから、死亡した人(被相続人)の生涯を戸籍をたどって調べ、相続人を確定することになります。
そう、たどっていくんです。
ほとんどの方は、戸籍一枚では終わりません。
結婚していれば結婚する前の戸籍があるはずですし、養子縁組をすれば、実親の戸籍から養親の戸籍へ移ることになります。
本籍地を変更すればそれもまた新しい戸籍になりますし、戸籍法の改正により戸籍が新しく作りかえられることもあります。
これらのことは、戸籍を読むことで明らかにすることができるんです。
ただ、この「読む」という作業…非常に難しいです。
第一に、ちょっと古い戸籍になると、手書き&ほぼ漢字。
例えば、
『本籍ニ於テ出生父日本一男届出大正八年拾壱月…』
とあるのを、
「えぇっと、本籍において出生、父の日本一男が届け出て、大正八年のじゅう…いち…月…」と、解読していきます。
漢字がばーっと並んでいると、必要な単語も見落としがち。
これは、経験を積んで読み慣れていくことが重要だなと思いました。
研修で戸籍を見ていると、長男、二女、三女、そして最後に長女がきている戸籍がありました。
なぜ最後に長女が? と思い、先生に質問してみると、
「そう思って戸籍の事項欄を見てみると、離婚して戻ってきたことが分かります」
と、教えてくださいました。
おぉ! 確かにそう書いてある!
と、いうことは、婚姻中の戸籍があるはず!
更にはそこから、子の有無も調べることができます。
こうやって戸籍を読んで、たどっていくわけです。
相続において、多い人では、10通以上の戸籍が必要になることも。
もし、自分一人では難しいなと思った時は、専門家にお任せするのも一つの手段です。
弊社では、依頼者さまのお気持ちに寄り添いつつ、迅速丁寧にお手続きを進められるよう心掛けております。
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