こんにちは。そうみ行政書士事務所の新人、セイです。
先週はホワイトデーでしたね。
夫が、近江屋さんのレーズンビスクウィをお返しにくれました。
私、このお菓子が大っ好きで。
大好きなんですけど、フレッシュバターがホントにフレッシュなので、一度に買うのは数個。3日以内に食べきる。というマイルールを設けています。
コーヒーとレーズンビスクウィの組み合わせ…最高です。
さて、そうみ事務所で働き始めてから、業務に関わる専門用語や病気について勉強するようになりました。
認知症もその一つ。
よく耳にするのは「アルツハイマー型認知症」。
この単語を聞く度に、「他にどんな型があるんだろう?」と思っていました。
なので、NHKの「きょうの健康」という番組(HPはこちら)で「アルツハイマー型以外の認知症にご注意を!」というタイトルを見た時、
それー! 知りたかったやつー!!
となりまして、全3回分、きっちり録画しました。
まず、そもそもアルツハイマー型認知症がどういったものなのか簡単に説明すると、特殊なタンパク質が原因で神経細胞が破壊され、脳が委縮することによって起こる認知症です。
初期症状の多くは物忘れ。
このアルツハイマー型の次に多いのが「血管性認知症」だそうです。
原因の多くは脳卒中で、それを繰り返すほど発症リスクが上がるのだとか。
アルツハイマー型と違うのは、記憶障害が目立たないところ。
え、じゃあどうやって気付けばいいの? と、思いますよね。
脳卒中を起こして3ヶ月以内に、「物事を段取りよく進められない」「ぼーっとすることが多い」などの変化が現れたら、一度受診した方がよいそうです。
その血管性認知症の次に多いのが「レビー小体型認知症」というもの。
え? レビー? なにそれ??
と、思いますよね。私も思いました。
調べてみると、アルツハイマー型とはまた違う特殊なタンパク質が、脳の神経細胞内にたまったものだそう。
それが徐々に増えて脳の神経細胞を壊していくことで起こるのが、レビー小体型認知症というわけです。
特徴的な症状がいくつかあって、その筆頭が「幻視」。
夕暮れ時など薄暗い場所で、子どもや虫を見るといったケースがよくあるそうです。
そして注目すべきは、記憶障害が起こる前に脳以外の部分で症状が出ていること。
これ、レビー小体が脳以外の場所にも発生するからなんです。
便秘や嗅覚障害は、記憶障害が起こる10年ほど前から現れる症状で、例えば、「いくら便秘の治療をしても治らない」「薬の副作用が出やすい」といった場合は、レビー小体型認知症を疑った方がよいそうです。
最後に紹介するのは「前頭側頭型認知症」。
特筆すべきはその発症平均年齢。なんと55歳。
異常なタンパク質が増えて神経細胞が死滅し、その結果、脳が委縮して起こるのがこの認知症です。
またタンパク質…。タンパク質が怖くなってくる…。
この認知症、特徴的な症状はあるのですが、厄介なことに、同じ特徴を持った他の病気の方がよく知られているため、誤診されるケースが多いそう。
例えば、この病気によって前頭葉が委縮すると、「以前とふるまいが変わったようだ」とか「人が変わったよう」と周囲が感じます。
落ち着きがなかったり、自由気まま過ぎて家族が心配になり病院へ連れて行くと、まだ年齢も若いことから「躁病」と誤診されてしまう…といったことになってしまうんだとか。
また、側頭葉が委縮すると語義失語が起こります。
例えば、「利き手はどっち?」と聞いても、「利き手って何?」という具合に、知っているはずの言葉の意味がわからなくなる症状です。
ただこれを「物忘れ」と思って本人も周囲も病院の先生に訴えるので、「アルツハイマー型」と診断、治療されることが多いそう。
しかしこれは要注意。
なんと、アルツハイマー型の治療薬を前頭側頭型認知症の方が服用すると、症状が悪化することがよくあるというんです。
よくあるだなんて…。うぅ、怖い…。
全3回の番組を通して思ったのは、「知る、もしくは知っているって大事だな」ということです。
今回たまたま、私の疑問ドンピシャの話題がテレビでやっていたからよかったものの、やっていなかったら? 私はこの先「アルツハイマー型以外の認知症ってなんだろう?」と思いながらも、仕事関係なく自ら調べていたかは…ちょっと自信がありません。
でもやっぱり、疑問に思ったこと、「なんだろう?」と思ったことは、バンバン調べて自分の肥やしにしたいと思います!
話がややそれてしまいました。
この記事を読んでくださった方で、認知症に興味を持たれた方は、過去記事『お茶を飲みに出かけませんか? デイサービスより気軽に通える“認知症カフェ”のこと』や『家族が認知症になったらどうしよう? 後見制度の話』も是非ご参考になさってください。
幣所の所長である澤海は介護業界出身です。
介護や福祉についての専門知識がありますので、長い付き合いになる認知症について、この先どういった備えをしておいたらいいかなどのアドバイスもできます。
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