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物忘れが気になったらまずは受診を! 早期発見で使えるアルツハイマー型認知症の新薬

2024/10/09
2024/10/02

こんにちは。そうみ行政書士事務所の新人、セイです。

 

あっという間に10月です。

 

少し前に手帳を見ていたら、今年の残り日数が96日とあり、「きゅっ…きゅうじゅうろくにち?!」と、ビックリしました。

 

残り月数で考えれば当然ですが、日数で言われるとより具体的になり、より焦りますよね(え、何に?)。

 

手帳といえば、毎年新しいものをゲットするのに時間がかかるセイです。
毎回違う種類の手帳を買うので、吟味タイムが相当長い。足が棒になる(休憩大事)。

 

なにはともあれ、お店の特設コーナーが充実しているうちに足を運ばなければ!

 

 

さて、先日、NHKの「きょうの健康」という番組で、アルツハイマー型認知症の新薬について放送していました。ご覧になった方もいらっしゃるかと思います。(アルツハイマー型認知症 最新対策 「新薬レカネマブ治療の今」※NHKのサイトへとびます)

 

その新薬の名前は「レカネマブ」
2023年12月から実用化が始まりました。

 

今回のブログは、この新薬について書こうと思います。

 

使用できるのはどんな方なんでしょう?

 

はい。使用できるのは、以下のどちらかの方になります。

 

・アルツハイマー病によるMCI
・軽度の認知症

 

え?
えむ、しー…なんて??

 

MCIですね。
私も番組を見るまで知りませんでした。

 

MCI(エムシーアイ)とは、軽度認知障害のことで、正常でも認知症でもない段階のことを言います。

 

この場合、アルツハイマー病によるMCIとは、「物忘れが目立つが生活に困らない程度」のことを指します。

 

なるほど。

 

ちなみに、「アルツハイマーじゃない認知症ってなに?」と思った方はこちら、『知っておくと役立つ! アルツハイマー型以外の認知症』をご参考になさってくださいね。

 

さてさて、この新薬は点滴なんですけれど、1年半の投薬で認知機能の低下を5か月ほど遅らせることができるんだとか。

 

え、えー…、5か月…? 5か月…ねぇ…。

 

と、思った方。
うん、まあ、そうかもしれません。

 

27%進行抑制! およそ5か月です!

 

と言われても、数字的にはそんなに大きいわけではないですもんね。

 

しかし!

 

このお薬のすごいところは、27%とか5か月とか具体的な数字ではなく、「脳の原因物質に作用する」という点なんです。

 

これまではなかったんですよ。
アルツハイマー型認知症の治療薬といえば、症状を抑える薬のみでした。

 

例えば、症状が進行してイライラしたりひどく怒りっぽくなったとします。
そうすると、「では、気持ちを穏やかにするお薬を出しましょう」ということになったりします。

 

これが、「症状を抑える」薬です。

 

一方のレカネマブは、アルツハイマー型認知症の原因物質であるたんぱく質(アミロイドβ)にくっついて、なんと除去してしまうんです。

 

おおー! それはすごい!!

 

うんうん、そうでしょう。
認知症の進行を遅らせることが証明された治療薬は、このレカネマブが初めてなんです。

 

ただ、最初に記述したように、使える方は限られています。

 

「なんだか最近、物忘れが多くなった?」
「うちのお父さん、またお友だちとの約束忘れてる…」

 

など、ちょっと物忘れが目立ってきたなと思ったら、早めに受診することをおすすめします。

 

もしかしてMCIなんでは…? と感じた場合は、物忘れ外来や脳神経内科、精神科などに相談してみてください。
MCIの段階から治療を始められれば、意思決定などの認知機能を維持した期間を延ばせるということになります。

 

楽しいこと、やってみたいこと、どんどんチャレンジしていただきたいです。
そしてその間に是非、将来のことも考えていただければと思います。

 

例えば、認知症が進行した場合に備えて後見人を選んでおいたり(後見人についてはこちら『家族が認知症になったらどうしよう?後見制度の話』)、エンディンノート(エンディングノートについてはこちら『エンディングノートと遺言書のちがい』)を作って大事なことを記録したり、自分の気持ちを書き出しておくのもおすすめです。

 

「後見制度について詳しく知りたい」
「自分の場合はどういった備えをしたらよいのか?」
「家族だけではうまく話が進められない」

 

などありましたら、専門家にアドバイスを受けるのも一つの手段です。

 

幣所の所長である澤海は介護業界出身です。
介護や福祉についての専門知識がありますので、長い付き合いになる認知症について、この先どういった備えをしておいたらいいかなどのアドバイスもできます。

 

横浜・鶴見近郊にお住まいの方は、是非一度、そうみ行政書士事務所へご相談ください。

 

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