こんにちは。そうみ行政書士事務所のスタッフ、セイです。
まだまだ暑いですが、朝晩は多少涼しい風が吹くようになりましたね。
こうなってくると、俄然、焼き菓子が食べたくなるセイです。
そんなわけで、スコーンを焼きました。
焼いたときにできるこの割れ目、イギリスなどでは“狼の口”と呼ばれ、おいしさの証なんだそうです。
さて先日、NHKで『認知症 克服のカギ』(※NHKのサイトにとびます)という番組が放送されました。
私は仕事柄こういった番組はよくチェックしているのですが、今回は「へー!」という新発見が多くとても勉強になったので、ちょっとご紹介しようかなと思います。
まず今回改めて思ったのは、「健康大事! 予防大事!」ということ。
なんでも、感染症は認知症のリスクを上げるそうで、なかでも、新型コロナ、インフルエンザ、帯状疱疹が要注意なんだそうです。
なぜかというと、その原因は脳の炎症。
ウイルスが脳にいくと脳炎になり、いかなかったとしても体内の免疫反応(炎症)が間接的に脳炎を引き起こすそうで、それが脳へのダメージになり、認知症へつながるそうです。
なので、かからないように予防をし、かかったとしてもしっかり治療&休養をして、長引かせずに完治させることが大事になってきます。
というわけで、感染症のワクチンも重要になってきますよね。
感染症のワクチンの中でも特に帯状疱疹のワクチンについて、「認知症のリスクを下げるのでは?!」ということで、研究が進められているそうです。
おお、期待が膨らむ…。
そしてもう一つ、とてもビックリしたことが。
なんと、アミロイドβ(アミロイドベータ)が認知症の直接の原因ではなかった!! ということ。
いやー、驚きました。
「はて、アミロイドβ?」と思った方は、是非過去のブログ(『物忘れが気になったらまずは受診を! 早期発見で使えるアルツハイマー型認知症の新薬』)をご覧ください。
タンパク質の一種であるアミロイドβの蓄積は引き金であって、実際に認知症を起こしているのはタウ(これもタンパク質の一種)ということなんです。
おおー、すごい発見!
このタウの増殖を抑えることができるスーパー遺伝子を持つ人の話や、スーパー遺伝子を持っていないのにタウの増殖を食い止めている人の話、「そもそもなぜ認知症になるのか?」という疑問から人の遺伝子の話にもなり、とても見応えのある番組でした。
また、この番組では2024年に発表された研究、「対処すべき14の項目」についても触れていました。
その研究内容は、「認知症のリスクは14コあるよ! この14のポイントを押さえていけば、認知症を最大45%予防できるよ!」というもの。
これについては過去のブログで取り上げていますので、気になった方は是非チェックしてみてください(『できることから始めよう! 認知症予防の押さえておきたいポイント』)。
さて、この記事を読んでくださった方で認知症に興味を持たれた方は、是非、将来のことも一緒に考えていただければと思います。
例えば、認知症に備えて後見人(後見人についてはこちら『家族が認知症になったらどうしよう?後見制度の話』)について調べてみたり、エンディングノート(エンディングノートについてはこちら『エンディングノートと遺言書のちがい』)を作って大事なことを記録したり、自分の気持ちを書き出しておくのもおすすめです。
「後見人なんてそんな…、いや、でも一人暮らしだしなぁ」
「遠くに住む母が心配。でも、こういう話、嫌がるのよねぇ…」
「私たちには子どもがいないし、やっぱり準備は必要なのかしら?」
などなど、疑問や不安がありましたら、専門家にアドバイスを受けるのも一つの手段です。
幣所の所長である澤海は介護業界出身です。
介護や福祉についての専門知識がありますので、長い付き合いになる認知症について、この先どういった備えをしておいたらいいかなどのアドバイスもできます。
横浜・鶴見近郊にお住まいの方は、是非一度、そうみ行政書士事務所へご相談ください。
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