こんにちは!そうみ行政書士事務所、スタッフのモンジです。
2022年、寅年がスタートしました。6日は横浜にも初雪が降り、鶴見の山側はバスが登れなくなるほどの急坂があるので駅は混雑!新潟出身の弊所の所長から見たら「このくらいで!」と笑われてしまいますね。
さて、お正月に実家にて久しぶりに家族で集まりました。昔は親戚一同集まったけれど、コロナ禍では実家に行くのも控える人もいましたが、私は親も弟も同じ市内に住んでいるのでお正月少しだけでも顔を合わせようとなり会ってきました。
毎年恒例のお節料理を食べ、お腹も満たした頃、弟が「せっかく皆集まったから、少し話したい事があるのだけど」と真面目な顔で話しだしたので父と母と私は「?」な顔でかしこまりました。
何かと思うと「お墓の話でさ」と言うので、驚きました。私の家族は父と母と弟の4人家族。私と弟も40代になり、弟は職業柄なのか「お墓」の事を考えるのは自然なことだったようです。
しかも、これまでエンディングノートについて考えてきた私も良い機会と感じ、そして正月早々の弟の想いを聞いて父も母も、タイムリーな事を勉強できる仕事についていることに驚きながらも色々思いを語ってくれました。
私も両親にインタビューをしました。祖母が亡くなった時、遺産分割協議書って作成したの?戸籍請求は自分でしたの?等。父も母も戸籍請求時のエピソードを話してくれました、やはり行政に書類申請は難しいと感じていた様子。
しかし、そんな話をしたものの、肝心な「お墓」については結局どうするの?で終わって気づけば思い出話に花が咲いてしまったねと母に話すと、「話せただけでもいいことよ」と笑顔でこたえてくれました。
確かに今後も、困った時にどこに相談すればいいのか?何を用意しておけばいいのか?等を考えるキッカケを持てた気がしました。しかも、それを知っておけば行政書士と言う強い味方がいるから大丈夫と今の私は気づけますが、以前の私なら「ふーん」で疑問すら出なかったでしょう。
皆さんは家族と集まった時にお墓の話をしたことがありますか?話しにくいことですが、気づけばエンディングノートを書く情報も得られますよね。少しだけ意識することで未来を笑顔で過ごす準備が出来そうです。
特に私は近くに住んでいる弟なのに、年に1回正月ぐらいしかゆっくり話をしないので、弟の考えを知れてホッとしました。
今年も少しずつ自分の目線で気づいたことを皆さんに紹介できるように頑張りたいと思います。本年もどうぞ宜しくお願いします。
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そうみ行政書士事務所は、神奈川県横浜市鶴見区に拠点を置く行政書士事務所です。
任意後見、死後事務、セミナー(エンディングノートや後見制度、終活全般についての内容が多いですが、障害をお持ちの当事者の方やそのご家族等に向けたライフプラン作成のための講座や、介護・障害福祉施設等の事業者さま向けの勉強会等も承っております。)を中心に、皆様のお手伝いをしています。
こんにちは!
そうみ行政書士事務所代表、介護系行政書士のそうみです。
実は私、大学は心理学科を出ておりまして『発達心理学』という分野を専攻していました。大学時代はアルバイトばかりであまり大学に真面目に行っていなかったので(汗)、改めて学び直したいと思い、この秋から通信教育で大学の勉強をしています。本当に便利な世の中になりましたよね!
『発達心理学』は、人が産まれてから亡くなるまでの『発達』を学んでいくものですが、大学の頃には右から左だった乳幼児期の発達についての内容が、『あぁー息子もそうだったぁー』と懐かしくなったり、『まさにいま、この段階だ!』と微笑ましくなったりと随分面白く感じられるようになりました。
さて、発達というと子どもをイメージしがちですが、人間は死ぬまで発達する生き物です。ですが、必ずいつかは亡くなります。本当に本当に残念ですが、お医者さんから『そろそろ覚悟しておいてください』といったことをご家族について言われたら。
大変なときなのですべて完璧にやることはできないと思いますが、考えておいた方が良いことについてお知らせします。
①ご葬儀やお墓のこと
目の前に迫っていないとなかなか取り掛かれないものの、いざ目の前に迫ると、それはそれで取り掛かりづらいものです。
お別れを目前に控えたご家族に、ご葬儀やお墓など亡くなる前提のお話をするのは心が痛むかもしれません。
ですが、どんなお葬式が良いか?誰に声を掛けるべきか?もしくは、掛けてほしくない人はいるか?
ご希望ももちろんですが、既にどこかの葬儀社の会員になっていたりしないかはできれば確認しておきましょう。既にいくらか支払っていたり(積立てていたり)、会員価格でお安くなったりする可能性がありますので、万が一知らずに別の葬儀社さんに頼んでしまったらもったいないです。
またお墓についても、いまあるお墓で良いのか?入ったあとの法要(何年先までやってほしい等)や、後継者(墓守)について何か考えがあるか?聞いたことがなければ、聞いておけると良いですね。
女性であれば自分の実家のお墓に入りたいとか、樹木葬とか、最近では年配の男性でも、子どもたちに迷惑を掛けないように墓じまいをして海洋散骨を希望する、という方も増えてきました。
②保険のこと
生命保険や入院補償の医療保険等に入っていないか?死亡保険金がある場合、受取人は誰か?確認しておけると良いですね。
亡くなってしまうと、預貯金は原則動かせなくなってしまいますが、生命保険は受取人が決まっていれば比較的スピーディーに受け取ることが可能です。
葬儀費用や入院費等、比較的大きなお金が必要となるのでありがたいですよね。
保険証券の場所が分かるのが一番確実ですが、それが分からないようであれば、最低限保険会社の会社名もしくは担当者の連絡先を確認しておきたいですね。
③預貯金口座のこと
店舗がある銀行、特に紙の通帳を持っているようであれば、そこまで心配する必要はありません。ですが、WEB通帳を使っていて本人しか見れない。または、そもそも店舗のないネット銀行を使っている。
そういった場合、通帳がなく郵送物も少ないため、ご家族が知らなければ見落とされる可能性もあります。
本人しかパスワードが分からなければ、パソコンやスマートフォンからも見ることができません。
インターネットで銀行を使っていないか?使っているとしたら、どこの銀行か?
銀行名さえ分かれば調べられますので、それだけでも確認しておけると安心です。
④株や投資信託のこと
最近では少額から気軽に始められるようになり、株や投資をしている方が本当に増えました。しかし、株券も発行されないため、ご家族が把握していないことも少なくありません。
証券会社や信託銀行からたまに郵便物が届くようであれば、何かしらされているはずなのでどこの証券会社か覚えておくようにしましょう。
また、セットで③のインターネット銀行の預貯金口座を持っている可能性もあります。
これらのことが把握できていると、遺される家族はとても助かります。大切なご家族を失ったばかりなのに、手続きに追われて悲しむ間もないというお声もよく耳にします。
お別れを目前にしたご家族に、亡くなった後のお話をするのは酷と感じるかもしれません。しかし、最後だからこそ話せるということもあるでしょう。そして、いなくなってしまってからでは聞くことはできません。本当はどうしてほしかったのかな…などと思うくらいなら、聞いてしまった方がすっきりするのではないでしょうか。
また、できれば遺される方にそのような気遣いをさせなくても済むよう、これを読んでくださった貴方はエンディングノートや遺言書でしっかりと分かるように残しておくようにしましょうね!
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